不動産鑑定士を目指す大学

不動産鑑定士になるには、やはり、それなりの知識が必要なので、専門的な勉強は事前にしっかりと頭に入れておく方が有利に違いありません。
まず、一次試験として短答式試験が実施され、それに合格すると、二次試験の論文式試験を受けることになります。
そして実際に不動産鑑定士として仕事をするには、試験に合格した後、実務修習を受けなければなりません。
そのためには、不動産鑑定士の資格取得を確実なものにするため、不動産に関する学問が学べる大学に行っておいた方がいいかもしれません。
不動産鑑定士の試験科目には、鑑定評価理論、行政法規、民法会計学、経済学の5科目で作られています。
不動産鑑定士の試験というのは、一回で終わりではなく、2段階方式になっています。
そのため、ほとんどの不動産鑑定士の受験者は、専門学校に通っているというのが実情のようです。
この実務の単元の修得を確認し、さらに修了考査を受けて修了確認ができた時に、不動産鑑定士の登録ができるのです。
こうした見てみると、やはり、それなりのステップを踏まなければならないので、不動産鑑定士になるには、一筋縄ではいきません。
2006年度には、不動産鑑定士の法改正が行われ、これまでの士補という制度はなくなっています。
そして、それぞれの科目はかなりレベルが高いので、基本的に独学で不動産鑑定士の勉強をするのは困難とされています。
しかし不動産鑑定士の資格を取得した後、就職をする場合、企業がその採用基準として、大卒以上としている場合が多いのが現実です。
そのことから、あらかじめ、大学へ進学しておいた方が得策かもしれません。
不動産鑑定士になるには、実際問題、専門学校に通学して受験をしようとする人が大半です。
それは、不動産鑑定士が、不動産関連の資格の中で一番難しいと言われているからです。
難関資格の1つで、不動産鑑定士の2次試験の合格率10%あたりを推移しています。
そして、2次試験の合格者の出身大学上位ベスト5は、早稲田、慶応、中央、同志社立命館となっていて、それだけでも不動産鑑定士の試験の難しさが理解できます。